登校拒否を考える親・市民の会(鹿児島) 登校拒否も引きこもりも明るい話


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以下の一文は、2023年4月16日の月例会のために
ちなちゃんが書いてくれたものです。
この4月例会では、ちなちゃんの次男Aさん(23歳)が話してくれました。

そのお話は「母は自分のために自分のことに、時間を使うようになった」です。
あわせてお読みいただけますと新しい発見がたくさんあり、
力をいっぱいもらえるものと思います。

2023/7/8 たっちゃん記




今日もいい一日











        
    ちなちゃん 



今日もいい一日だったなぁ〜」っと、眠りについていた日々。

そんな風に堂々と思えるようになったのは、無条件に受け入れられたのが私の方だったと気付けたことが大きいです。

親として子どもを育てたような気になっていましたが、一緒に過ごす日々の中で私のような未熟な人間を信頼し、無条件に受け入れてくれたのは子どもたちの方でした。

それは、私が大嫌いな自分を大切にしたいと思うようになった切っ掛けだったと思います。



自分が大嫌いな頃は、様々な事柄に(良いことも悪いことも)理由や原因を求め、得体の知れないモヤモヤした感情を追い出すことで、違う自分になれるかもと期待していた節があります。

でも、違う自分になんてそう簡単になれるはずもなく・・・



そんな中、不思議な考えに出会いました。親の会です。

「勉強を教えるのは、好きですか?」

?え?不登校を通し子どもの教育について話に来たのに、私へこの質問とは・・・?!



この質問は私に疑問を投げかけました。

さらに、自分を大切に”“自分が自分の主人公”“まっ先に幸せになる

なかなか利己的な考えで受け入れ難い・・・(^_^;

そう思いつつも、なんだか興味深い。(笑)



月に一度、私にじわじわと確実に浸み込んできました。

そして、アランの幸福論より

自分を愛する人たちのためにできる最善のことは自分が幸福になること

もう、最高ですっ!!

私はすっかり自分のことが嫌いじゃなくなっていきました。

ちなみに今は、自分に対してなかなかおもしろいヤツだなと思っています。(笑)



でも、3年前に自身の人間史上最高に辛いお別れがありました。

どん底でめちゃくちゃです。

何もかもぶっ壊したいと本気で思ったり、悲しみから抜け出したくないと思ったり・・・

「今日もいい一日だったなぁ〜」っという日々を思い出して、涙がこぼれたり・・・


辛くて悲しくて苦しい・・・でも温かい気持ちも入り混じって何の感情だか分からないときもあります。



そんな気持ちで過ごすうちに、辛くて悲しくて苦しい負の感情に対する思いに変化が出てきました。

特に悲しみには、大切に思う気持ちが反映されているようで慰められている気がしています。



とんでもないことが起きたなか、こうやって過ごせているのは、たくさんのお話を共有できる場に出会えたことで、自身の経験値以上の体験を知る機会に触れることができたからだと思っています。

本当に感謝です。

そして、きっと今日もいい一日になると思います。






ちなちゃん「不登校と勇気」(2014/10/19) は こちら →


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初出: 2023.7.8  最終更新:2023.7.8

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