登校拒否を考える親・市民の会(鹿児島) 登校拒否も引きこもりも明るい話


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2005年7月 例会より



辛くて、自己否定していたあの日、あの時、
高校を中退して、昼夜逆転をして、ゲームばかりしている娘を見て、不安でした。
それが、ほんの一年前。
いま、娘はとっても幸せそうにゲームをして、
私が起きるころ、おやすみなさいといって寝ます。
笑顔がとってもいいんです。
その笑顔を見て、親の私が不安を拡大していただけ、
このままでよかったんだ、今はとっても幸せ・・・。
となりでまいちゃんが、「今、家族が大好き、私が大好き・・・」とにっこり。


 高校時代、何回もリストカットして、
そのときの辛さは良く覚えていないんですよ。
短大のとき、実習を逃げ出してやっと親に認めてもらえました。
今は、そういう自分を心から受け入れることが出来ます。
それは、親の会に参加して、自分を大切にすることを学んだから。
友人に自分のおもいを伝えることが出来、
気持ちがとっても楽になりました。

どんなときでも、私にとって大切な時期です。
そう思えるようになって。
だから、私は自分を大切にしています。


17才のときに高校中退、
過食で苦しみました。
いま、私は22さい。
自分の気持ちがとっても楽になっていくのが分かります。
何をみてもいきいきと輝いています。
こうして、感動できる自分がうれしい!

いつしか、過食をやめていました。
過食することも、やめることも
私にとっては自然なことです。



 お母さんの参加する親の会に一緒に来て見ようかな・・・
「私もこの会で幸せになったよ!
来てくれてうれしい・・・」とまいちゃん。
ふたりは中学で不登校。ひとつ違いで一緒だったんだね。



先日親子でコンビニに行きました。
「何も食べるものがないね。おいしいのが少しあればいい」と娘。

少し前までは過食で苦しんでいた娘です。
「いま、PCに夢中で過食に気持ちがいかないのかも」という娘に、
「違うよ。以前はいらいらして何も打ち込めなかったじゃない。
あなたが穏やかになって、だから、PCにも夢中になることができて、
過食にこだわらなくなってきたんだね」。

私が「かっこいい」お母さんになってくるにしたがって、
我が子は、確実に楽になってきている、
そのことに感謝したい。

 

 5年前、親の会と出会ったとき、
夫婦の関係が大変なときでした。
親の会で、子ども達から学ぼう、
私も自分を大切にしよう・・・。
そう、心に納得して、、すると、こんなに強くなりました。
子ども達が私を支えてくれました。

いつでも、どんなときでも「私」が主人公。
自分のおもいを大事にしていかなければ、
あとで後悔します、
自分を大切にしてきた5年間は、
あなたが確かに強くなってきた年月ですね。

息子と一緒に毎月参加することがとてもうれしい、と。



 ほら、メトロノームがあるでしょう。
軸の部分が揺れると、先端が大きく揺れる、
親が不安で揺れているのに、
我が子に「大丈夫だよ」と言っても、「不安だよ」と伝わるんですね。

親の会は、親のありようを考えるところ、
子どもに問題があるのではなく、
大人の生き方に問題の焦点をあててみよう、
すると、自分を大切にしている子どもたちの生き方に、学ぶことができる。

いつしか、自分の人生を豊かに出来る、
自分を大切に出来る親の姿勢から、
子どもは安心していくんですね。



深刻な話なのに、どうしてみなさん笑顔なのかわからない、
と初参加のお母さん。

自分を大切にして、自分を好きになって、
かけがえのない自分の人生なんだもの、
「今」のあるがままを受け入れて、
最愛の我が子を信じることができる力を
この会で持つことができるようにしよう、
そうすると、会はおのずと明るくなります。

親の会に参加して、肌でふれて感じる、
生の声を聞いて、理屈ではなく、説得ではなく、
感じて、納得して、元気になっていくんですね。



 今月もふたりの初めて参加を含め、41人の方が参加してくださいました。

業界で「苦労」している良ちゃん。
今、就職も、「学歴」で採用する時代じゃなくなった、
人物本位ですよ。

その点では、
自分を大事にして生きている親の会の子ども達は
時代の先端をいっている。



 子どもが焦っているときに親が手を貸すのは、
子どもの「ムリ」を助長するようなもの。

世間の価値観では、
子どもが頑張ろうとしているときは、
親が援助したり励ますのは当たり前・・・という考えです。

そのことが、どれほど子どもを苦しめてきたか、

子どもが焦ってしようとしていることか、
または、本当にしようとしていることか、
親は判断できる力を持たなくてはなりません。

そのためには、親は何もしないことです。
「何もしないと、子どもはするようになる」んです。


 僕は9月に仕事を辞めます。
これも自分を大事にしている娘の生き方から学んだこと。
いま、気持ちがとても楽になったんですよ。

娘が、このごろしみじみ言うんです。
「学校辞めて本当によかった。
あのまま行き続けていたら、私は壊れて、ダメになっていたかも」・・・
そう言ってくれて、
本当にうれしい・・・。



子どもたちに話してもらいました。
一生懸命話す子どもたち、
過去に自分を否定して、たくさんの辛さをあらわした子どもたちです。

こんなに自分を好きになっている、こんなに自分を大切にしている・・・
そう参加したみんなが感じて、そのことに感動して涙したのです。

夜、Sさんから電話。
「16年間親の会を続けてくれてありがとう。
おかげで、娘と例会に参加できました」・・・




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Last updated: 2005.7.25
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